今回は、小学生高学年、中学生向けに勉強の仕方について、聾学校の先生からヒントになるお話をしていただきました。
多い相談の内容@「ことばの力、情報収集の力」
新しい言葉や知識に出会った時は、〈それまでの言葉の貯金〉+〈推理力〉で読み取る場合が多いです。
多い相談内容A「学習方法」
その子に合った手立てを見つけることが大切です。
多い相談内容B「学習習慣」
お家の人がルールを提案して話し合う機会が作れると良いです。
「ことば」や「国語」について支援のポイント
@ わからない言葉を意識できるか
A 言葉の意味合いを推測できるか(調べたり確かめたりする前に推測する)
B 持久力(大きい設問にむかう力)はついているか
「学習方法」について支援のポイント
@ ノート
・日付、教科書のページ、単元番号・単元名は最低限書きましょう
・テスト直しの付箋の活用例
〈赤〉解説を聞いてもよく分からなかった誤り
〈青〉テストの解説を聞いてよく分かった誤り
〈黄〉落ち着いて考えれば分かっていた「ケアレスミス」
B ファイル管理
・ファイリングは大切
・自分でできるようになるまではお家の人と一緒に
「学習習慣」についての支援のポイント
・「何時間勉強する」より「何時から勉強する」の約束のほうが守りやすい。
・ほとんどの子は「親が勉強してほしい」と願っていることを知っています。
・「あなたのことを気にしているよ」というメッセージを。それぞれの過程でちょうどよい距離で。
〈おまけ〉ケアレスミスの三大要因(Eテレ「テストの花道」)
@入力ミス…思い込みの罠にハマり正しく読み取れないときのミス
A油断ミス…途中で集中力が落ちてくるためのミス
B出力ミス…できているのに解答欄に写し間違えるミス